経験者5人に聞く、電気工事士に向いている人の特徴
電気工事は配線やさまざまな機器(コンセント、スイッチ、等)の接続工事を行います。
最近はワイヤストリッパー(配線を簡単に向く機械)がありますが、基本は電工ナイフで配線剥きを行いますし、機器も容量にあわせてたくさんの種類があり接続方法も多岐にわたり小さな物もありますので、基本的に手先が器用な人が良いと思います。
後、電気は目に見えず感電や漏電による火災といったリスクがありますので、慎重かつ確実に作業ができる方が良いでしょう。
電気工事は2種は低圧工事、1種は高圧工事となります。高圧ともなれば感電死傷や感電火傷という危険が伴いますので、安全措置を怠る事は即事故につながります。電気工事は事前に安全措置(高圧であればアースフック等)を確実に行う必要があるので、いい加減な気持ちで作業をするのはとても危険です。
自分が怪我をするだけでなく、施工後にお客さまの設備に甚大な被害を与えてしまう事もありますので、安全・慎重・確実に作業をこなす事の出来る人は向いていると思います。
電気工事は電気がエネルギーである限り無くならない職種でありますし、最近は少子高齢化に伴い電気工事士の数も少なくなる傾向にありますので、資格を取得しておいて損はないと思います。但し、1種の工事士は実務経験が必要ですので、資格取得後にすぐ工事は行えませんのでご注意下さい。
電気工事士にたずさわるには必ず「電気工事士免状」が必要というわけではありません。しかし、この先電気工事士として資格を得たいと思う意思を持って仕事を行なっていける人が実務を積んで資格を得ようとすれば、仕事に対して目的意識が出るため仕事を継続できると思います。
私自身も工事士免許は持たずに施工会社へ入り、実務経験を積みながら学科試験や実務試験の勉強を行いました。学科は自力で頑張りなんとか受かるました。実務試験は現場での経験が役に立ちあまり苦もなく受かり実務経験もあったため、念願の一種資格を得ました。
現場に出て仕事を行う場合、電気工事士を取得するとその関連で必要となるその他の資格、例えば消防設備士や工事担任者の資格の取得も割とスムーズに取得していけました。
電気工事士をキッカケに様々な資格の取得できるため、仕事のステップアップをしていきたいと希望する人が適していると思います。電気工事士を仕事の選択肢として思っている人は、自分のやる気次第で十分やり甲斐のある仕事となります。
消防、電気の仕事に携わっています。
まず向いている人は電気関係が好きであることが前提だと思う。扱う物にもよるが、数学が出来なくても仕事は出来るので、将来安定した給料が欲しい人にはお勧めしたいと思う。ただ現場にて働く事が多いと思うので、出勤時間の変動が激しいのが嫌であればお勧めは出来ない。
また、資格を取らないと先がないので、未経験で経験を積んで、資格を取れば将来の可能性が増える。2種はある程度勉強すればそこまでは難しいものではないので、早めに取得するべきだと思う。電気はライフラインの1つなので、積み重ねていけば食いぶちに困ることもないし、やる気と野心があれば独立も可能であるので持ってて損はしない資格だと思う。
私がアドバイス出来る事と言えば、勉強が苦じゃなくある程度真面目な人に向いていると思う。
簡単とは言っても国家資格なのである程度勉強は必要。それから電気は危ない物なので、他人を巻き込むこともあれば、自分の命にも関わってくる。楽しいだけでなくやりがいを感じる仕事だからこそ、自分が責任取れるくらいの覚悟で取り組める人にやってほしいと思います。
誰でもこの電気工事士になれるわけではありません。
一番多いのは国家資格である第2種電気工事士を所得後、電気工事士として就職するケースではないでしょうか。電気工事士は国家資格の中でも比較的容易にとれます。
筆記試験と技能試験がありますが、筆記試験は暗記だけで合格基準の六割は正答できますし、技能試験も事前になにが出題されるかわかります。
資格の取りやすさと求人の多さから、一般的にコスパの良い資格と言われています。しかし、安易に電気工事士になってはいけません。
電気工事士で検索すると、よく候補に【つらい】【きつい】などと出てきます。純粋にしんどいんです。
コンビニの天井裏がどうなってるかしっていますか?真っ暗な蒸し暑い空間の中、いろんな電気配線がまるで蜘蛛の巣のように張り巡らされています。どの配線がなにに繋がってるのか確認するだけでも大変です。
また当然電気を扱う仕事ですから感電などの危険もあります。自分のずさんな工事のせいで、火事になったり、他人に怪我を負わせてしまうことだってあります。
仕事内容は肉体的、精神的にもつらく、責任が常につきまといます。相方がうっかりブレーカーを落とすのを忘れた為に自分が感電してしまうことだってあります。
そんな命がけの仕事なのに、給料はたいしてよくもありません。安易な気持ちでなってはいけない職だと言えるでしょう。しかし、誰かが必ずやらないといけない仕事であり、そこにやりがいはあるはずです。
これらを踏まえた上で、やっぱり自分は電気工事士になりたいと思える人はきっと責任感があり、電気が好きで、誰かの役に立ちたいと思っていることでしょう。
そんなあなたは電気工事士にむいています。
電気工事士に向いている人は、@常に安全を最優先にして規定やルールに従える人、Aお客様のご要望に寄り添う作業ができる人が一番向いています。
電気工事は結線方法などを間違えたりすると、後に感電や発火と事故に繋がる事象が発生する可能性を秘めています。実際工事現場に入ると、規定に従っていない配線方法を見かけたり、危ないときでは配線が焦げ付いていることもあるのです。そのため、常に安全を優先して知っている事でも規定を確認しながら作業ができる人が向いています。
また、配線などは出来る限り外部から見えない方が見た目がスッキリするので、壁などへの隠ぺいやモールで隠すなど、要望されるお客様もいらっしゃいます。
最初から無理ですと断らずに、お客様に満足していただけるように親身になって要望を叶える努力を怠らない姿勢がとても大切なのです。
お客様が喜ばれたらまた次も頼っていただけるので、工事士にとってもプラスになるのです。
電気工事士ははっきり言って地味な仕事です。ですが、電気工事の需要は結構多く、やりがいも十分にあります。
床下に潜って泥だらけになりながらドリルで穴を開けたりもするので、本来の電気工事以外の作業も行わなければなりません。
でも仕事以外にもご自宅の電気工事もできますし、エアコンなどの電気工事士が必要な取り付けも可能なので、幅広く活躍することができます。