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経験者に聞く、商工会議所に向いている人の特徴

商工会議所は、地域の商工業者(企業の代表者等)の集まりで、会員企業他地域の中小企業の経営支援や、まちおこしのためのイベント、行政等に対する意見集約など幅広い業務を行っています。

 

そのため、担当部署は商業、工業、観光、中小企業支援、総務、等様々ありますが、それぞれの業務は関係する会員企業等メンバーや内容が全くことなるため、多くは小さな組織ですが、部署異動などが行われると全くゼロからのスタートという感じがします。

 

また、各会議所では業務が人に付いてしまい、部署が変わっても前の部署の業務が担当業務にくっついている、といったこともあります。

 

私の経験から、どのような人が向いているかといいますと、
1)どんなことでも関心を持って対応することができる人、
2)勉強熱心な人、
3)人付き合いが苦にならない人、
4)困っている人を助けるのが好きな人、
5)コツコツ仕事をすることができる人、
が向いているように思います。

 

1)については、業務が幅広いため、隣に座っている職員が何の仕事をしているか本当に分からないことがあります。このため、年度替わりで担当業務が変わると結構焦ります。普段からアンテナを張って、少しでも情報を吸収をしておくと仕事がしやすいかと思います。

 

2)については、小規模事業者に対して様々な指導を行うことがあり、そのために各種補助金や多少の税務・記帳に関する知識、経営指標などを用いて経営のアドバイスをする知識、最近の雇用情勢や採用手法、イベントを運営するための各種許可届出等の知識などが必要になります。それぞれはそれほど高いレベルでは求められませんが、知っているのといないのではできる業務がだいぶ変わってきます。

 

3)人付き合いについては、地域の業界団体や青年部などの各種団体事務局を担当することがあり、様々な人と様々な受け答えをしなければなりません。会員組織なので閉鎖的な団体もあったりしますが、結構濃い付き合いをすることもあります。経営支援の絡みで士業の方々とのお付き合いもあります。

 

4)は、本当に小規模な事業所さんで始めたばかりで何も分からないとか、家族経営で資金繰りに困っているとか、様々な相談があり、親身に対応していく必要があります。

 

5)コツコツ仕事は、膨大なデータを扱う担当もありますので、間違いなく対応できる能力がある人も良いと思います。

 

まだまだ書ききれないですが、外から見ても何をやっているか解りにくい職場ですが、入ってみるとこんなに色々やっているのか、と思うと思います。最初は戸惑うこともあると思いますが、結局は人と人とのつながりになってきますので、まずは得意分野を見つけて、これだけは他の職員に負けないという自分の特色を作り、そこを足がかりにしていくことができればやっていけると思います。

 

向いている人は、事務的な仕事を淡々とこなせる方だと思います。理由は、商工会議所が非営利団体であるため、「営業がしたい」や「会社の業績を上げたい」と考える方には向いてないと思います。一般企業のように上司から目標や業績のことをうるさく言われるのが嫌な方に向いています。

 

また、これといった繁忙期がないので、のらりくらりと仕事がしたい人にも向いています。

 

ただ、来店者の方はほとんどが既存の会員で、中小企業の社長も多く、突然の来店が多いため、急な対応をする場面が少なからずあることは、認識しておいた方が良いと思います。

 

上記記載の通り、会員の中には中小企業の社長や地主、個人事業主の方が多くいますので、入社1年目や2年目から、社長と直接話をする機会が多くあり、自身の成長には非常につながるのが魅力だと思います。

 

最後に、年収は決して高いとは言えないまでも、倒産リスクはほぼゼロに等しく、また残業もそれほど多くないため、安定した生活が送れ、アフターファイブも楽しめるかと思います。

 

商工会議所の職員に適した人材は、調整能力に長けている温和な性格の人物です。また、意見調整を進めて、粘り強く話をまとめていく能力の持ち主であることも必要です。

 

具体的な理由としては、商工会議所の会員は、地元の自営業者や中小企業の経営者であるためです。小規模なビジネスの経営者であっても、一人一人が「自分は一国一城の主だ」というプライドを持っているため、商工会議所の立場で何か物事を決めるとき、スムーズに意思統一がなされることは、ほとんどありません。このため、物事を決めるときは、それぞれの会員の意見や利害が対立します。

 

そのため、職員はそれぞれの会員の間を行き来して、事前の根回しを粘り強く行ったり、会員の説得をおこなう力量が必要となります。

 

具体的な事例としては、町おこしの一環としてのイベント企画が挙げられます。イベントをおこなって近隣から集客をおこない、商店街の売上を増やそうと考えるわけです。しかし、イベントの内容や、イベントを行う立地によっては利益を得られる会員と、ほとんど利益を享受できない会員とに分かれてしまうケースは稀ではありません。

 

放っておけば利害関係の対立が原因で、いつまでたってもイベント開催が延期されることになりますが、職員が会員たちの間をまわり、打開策を提案したり、粘り強く説得するなどしてイベント開催に漕ぎつけることができるわけです。

 

このため、商工会議所職員に求められる資質は、調整能力の持ち主であることや、温和な性格を有していることや、粘り強さを持っていることが挙げられます。

 

田舎にある商工会議所で働いたことがあります。

 

基本、商工会議所で勤めている人は真面目な方ばかりです。なぜなら、仕事内容としては目立つ仕事はあんまり仕事はなく、コツコツと目の前の仕事を定時内で行う仕事がほとんどだからです。

 

あんまり変わった仕事を頼まれることはなかったので、毎日頭をすごく回転させるということはありませんでした。コツコツと仕事をする形なので、上司の方はイメージとしては昔ながらのお堅い人がいる感じです。

 

商工会議所には地元の方々が多く訪れるので、そういう方とは仲良くなれるコミュニケーションをとれる方が大事だと思います。なので笑顔で地域の方とたわいもない話ができる柔軟性は必要です。

 

こういう仕事なので目立った仕事をしたい場合は、商工会議所は向かないと思います。毎月決まった仕事コツコツとこなしながら、地域のひとのために仕事をしたいという気持ちがあるひとには商工会議所で働くことをオススメします。

 

話を聞くのが上手で提案の仕方などか分かりやすく説明できる人がむいていると思います。

 

理由としましては、会員の方々は経営の相談や経理処理の相談などいろいろな悩みを抱えながら仕事をしており、仕事の都合上なかなか相談ができなかったりするので空いた時間に相談をしてきたりします。

 

そのとき話を聞くのが上手ではなければなかなか相談をしてくれなかったりします。それに、相談しても解決方法をわかりやすく説明できなければ悩みが解決しないことがあります。

 

また業界用語などつかっての説明をしても全くわからないということがありますので、分かりやすく説明してあげることが大事です。

 

私の経験では、自分は説明するのがあまり得意ではなかったので相談をうけたらまず上司に相談内容の報告。どのような説明をしたらいいのか聞いてわからないところは質問をしていました。そして、説明しやすくて分かりやすい文章を作成して回答をしておりました。

 

仕事としてはとてもやりがいのある仕事です。いろいろな方々とお会いすることができますので勉強にもなります。